私は29年間生きてきた内の25年間ぐらいは慢性的な鼻炎に苦しんで、年中鼻づまり状態でした。そんな私が、2年ほど前から全く悩まない状態になりました。その体験談について、書きたいと思います。鼻炎に苦しんでいる人の参考になれば幸いです。
結論は、健康的な食事を心がけるというシンプルなことで改善するです。
私の鼻炎
私はもの心ついた頃から季節を問わずほぼ年中鼻炎に苦しんでいました。
鼻水がでて、とにかくよく鼻を嚙んでいました。鼻を噛みすぎて、鼻の下の皮膚があれることもよくありました。
小さい頃は親に連れられて耳鼻科によく行って、検査を受けてその場で薬を吸引したり、飲み薬を貰ったりしていましたが根本的に解決することはありませんでした。
記憶している中で最後に行った耳鼻科で「慢性鼻炎ですね。」みたいなことを言われて以来行かなくなりました。もう仕方ないんだと諦めてました。
そんな私にとって一番効果があった市販の薬はコンタック600+でした。ただ、良く効く薬ってめっちゃ眠くなるんですよね。。
耳鼻科で眠くならない薬を貰ったことがあるのですが、全然効かないことがあって、そこはトレードオフだみたいなこと言われました。
ひどい時は本当に毎日コンタックを飲んでいて、ヘビーユーズしてました。外出するときはコンタックとポケットティッシュを絶対に持っていました。自分のスーツのポケットとかリュックのポケットとか至るところに入っていました笑
薬ばっか飲んで体に悪いよなと思って油断すると痛い目に合うんですよね笑 外に出てティッシュなかったりすると最悪でした。
そんな私でしたが、24歳ぐらいの時に「俺はコンタック飲み続ける人生なのか?大丈夫なのか健康的に…」と思い立って、近くの耳鼻科に行って診察してもらいました。
診察の結果2重苦だったことが判明
診察の結果、衝撃的なことが分かりました。
1つは鼻中隔湾曲症であったこと。
鼻中隔というのは左右の鼻の孔を隔てている骨の部分で、ここの骨が右に曲がっていたのです。アジア人に多く、成長過程で少なからず皆さん曲がるそうです。この曲がり方が大きくなると鼻の孔が閉ざされて、鼻が詰まりやすくなります。
鼻腔用の内視鏡で鼻の中を診て貰ったのですが、右の鼻はそれを入れるまでもなく入口が閉じている様子が映像から明らかに分かりました。
左右での空気の通りやすさみたいなのを計測しても違いは明らかでした。右の鼻が閉じている。ビックリして、家に帰ってから自分で指を突っ込んでみましたが確かに、右が狭い。。と気づいて衝撃的でした。
もう1つ分かったのは、アレルゲンの数の多さです。
血液検査をして、自分のアレルゲンを調べました。
その結果、花粉、犬、猫、雑草、ダニ、カビなど様々なアレルゲンに対する反応が高いことが分かりました。
花粉のシーズンだけ鼻炎がひどいということもなかったので、「自分は花粉症じゃない、花粉症の人って春だけでいいなー」とか思っていたのですが、めっちゃスギ花粉に反応してました笑
あと、カビとかはエアコンを入れると反応しちゃうみたいです。
毎年8月くらいになると鼻炎が強くなっていたのですが、エアコンが原因と分かりました。要は、年中交代で色んなアレルゲンに反応して鼻水を垂らしていたということが分かりました。
そこで、鼻中隔湾曲症については、鼻中隔にある骨を削る手術をして改善しました。
と一文で書くとなんてことはないですが、これは生き地獄と言えるほど非常に辛かったです。この体験について、書くとこれだけで1万字は余裕で超える自信あります笑
なので簡単に書きますが、術後に鼻にタンポンを詰めて24時間後に取るまで鼻呼吸の機能を完全に失い、その後嗅覚は1ヶ月くらいは無かったと思います。
嗅覚を失うのも辛いですが、鼻呼吸を失うと、飲食が大変で、飲み込みにくくなるんですよね。試しに鼻をつまんで唾をのみ込んでみてください。あとずっと痛いし、術後1週間以上は鼻から血が出続けるし、まあ強烈でした。
この手術をした時にアレルギー症状を治す為に鼻の粘膜を焼きました。
なので、これで化学的にも鼻炎が改善する期待をしていました。この術後に先生からさらっと「ちょっとずつ効果が薄れるから、毎年焼けば大丈夫」って言われましたが、一生どころか来世でも受けたくないなと思いました。
しかも、この手術後まともに鼻呼吸できて出血も収まったかなと感じたのが3か月後くらいでしたが、あんまり鼻炎自体は治った感じがしなかったです。結局根本的に治らなかったです。
症状改善に効果があったと思うこと
ここまで書いたように、私は鼻炎に滅茶苦茶苦しんで、それを改善するために発狂しそうな体験もしてきましたが、悩みから解放されることはありませんでした。。
しかし時は2020年、普通ならスギ花粉に苦しむ3-4月、イネ系の花粉に苦しむ5-6月、ブタクサとエアコンに苦しむ7-8月と自分の中で3つの鼻炎がやばい波があるのですが、1つも苦しみませんでした。
コロナ渦になってマスクをしたり、部屋の掃除を徹底してみたり、よく手を洗うようになったことも意味があったと思うのですが、一番効いたのはダイエットだと思っています。
つまり食事です。どんな食事が良さそうかは後で書きます。
食事以外だと、部屋の掃除を高頻度で徹底的にやるのは効果が高いと思います。
特にエアコンの掃除とか、掃除機でアレルゲンに暴露する機会と期間、濃度を低くするのは効果があると思っています。最初は、これが良かったんだと思っていました。
しかし、途中からサボってみたんですよね。
こう書くと自分はだらしなくないと主張してるみたいですね、無意識的にやらない選択をしたんです!ともかく、あんま掃除しなくても変わらないんじゃないかと感じたんです。
例えば、実家に帰った時に何故か鼻炎がひどくなることが良くありました。
最初は、リンゴを食べると症状が出るかもしれないと医者に言われており、実家くらいでしかリンゴ食べることは無いのでそれが原因かとか思っていました。
しかし、今の結論は実家に帰って沢山食べることが原因です。
フィジーク大会出場を目指した結果長年の苦しみから解放された
なぜ、2020年に鼻炎から解放されたのか。私の出した結論は、「減量したから」です。
これまで、フィジーク大会出場を目指して減量と増量を繰り返しきたのですが、ベースが太りすぎていてなかなかうまく減量できないと感じていました。
そこで、私は2020年1月から通年通り減量を開始していたのですが、今年は基本ずっと減量食を食べて、たまに週一くらいでチートしてゆるい減量を続けようと考えていました。
そんな中で、コロナになったこともあり飲み会のような機会も無くなったので、これはチャンスだと思いました。
それで、余計な脂質をとるのは週一くらいにして、沢山食べたい欲望がでてきたらできるだけ健康的なものを食べるようにしました。
例えば果物(イチゴとかオレンジ)とか、脂質が少ない和菓子(だんご、おはぎ)とか和食(焼き魚、寿司)を食べました。
私がやっていたのは低脂質ダイエットです。胸肉と玄米、その他野菜は沢山食べてました。
ただ、減量して見た目がよくなるだけじゃなくて健康的になるってめっちゃいいですよ。
私は、枕元に必ず寝てる最中に鼻水を噛む用のティッシュを1箱置いていました。
しかし、2020年の2月頃に買ったものが今現在2021年10月も枕元にあります笑 前は1か月くらいの頻度で変えていたと思います。
ジャンクフードはコストが高い
もう、こうなると昔みたいにジャンクフードとか食べれなくなります。
ハンバーガーめっちゃ好きだったんですけど、食べる前にめっちゃコストが高いと感じるようになりました。
「ゼロで死ね」という本でも同じようなエピソードが書かれていて、Kindleが凹むくらいの勢いで線引きました笑 「おお、同じこと考えている人いる!!」って感動しました。
美味しいものは一杯あるし、健康のコストを考えれば、その場で買うための値段が高くても実は他の安くて旨いものよりトータルのコストは低いかもしれません。
何故改善するのか
結論としては、血流が改善して免疫が正常になるからだと思っています。
私は医者でもないので、正直分からないですが、色々血流に関してとか免疫に関する本を読んだ上でそう思っています。
筋トレ界隈の話でも増量するとケガしやすくなるというのはよく聞く話です。
悪い脂質をとることで関節を傷めやすくなるとか、血流が悪くなるからとよく聞きます。
実際私もこれは体感があります。増量すると、扱う重量を増やそうとするからというのもあると思いますが、逆に減量期にフラフラな状態でも以外とケガはしにくいんですよね。
さらに、今現在増量中なのですが、上記のようなことからジャンクフードは食べていません。主に白米とむね肉、野菜を色々食べるというのがメインです。
それで、最近ジムで筋トレしながら思ったことですが、ケガしないんですよね。
扱う重量を増やして、セット数もかなり増やしてハイボリュームなトレーニングをしていて毎日しんどいんですが笑 これでもケガしてないなと気づいたのです。
結構脂肪も乗ってきたのですが、変な脂質が多くなければ沢山食べてもあまり血流には悪くないかもしれないです。
最後に
自分の鼻炎についてと、健康的な低脂質な食事をすれば鼻炎が改善するんじゃないかということを書きました。
正直、たまたま鼻炎が良くなったのかもしれないし、医学的な知見があるわけでもないので、ここに書いたことは私の個人的な推測でしかありません。
ですが、長年苦しんだ悩みから解放された1つの例として共有して、1人でも苦しんでいる人が楽になったら嬉しいです。
因みに、筋トレすれば善くなるんじゃないかと思ったり、周りからよく言われましたけど個人的にはほぼ効果なしと思っています笑
人によって環境とか色んな要素が違う中で、こうすればあなたの症状は良くなりますよ!なんてことは言えない訳なので、何か試してみて良くなるかチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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