大会に出るのは楽しい！筋トレが単なる趣味ではなくなった

　今年初めてJBBFの横浜オープンというフィジークの大会に出ました。

筋トレを始めて8年目にしてようやくのデビューとなりました。

　なかなか自分の体に自信を持って、しっかりと減量して舞台に立つというのはハードルが高いと思っていました。そんな私が、筋トレを趣味でやっていて、いつか大会に出たい、と思っている方の背中を押せればと思います。

　私は初めての大会に出るまで、初めて大会にでましたというような内容のブログをよく読んでいました。今度は自分がその経験を広める番です！

　大会に出る過程で色々な経験を積んで成長できたと感じます。非常に内容が多いので、その経験の中から今回は「筋トレが趣味からスポーツに変わった」という話を書きます。

何目指してんの？そんなことして何が楽しいの？

　筋トレをしていると一度は言われたことがある質問です。

　筋トレ、食事制限の話をすると筋トレをしていない人から「そんな辛いことして何が楽しいの？」と聞かれることがあります。

　これに対しては「トレーニングが楽しいからです。」と答えればいいだけです。

　あとは、何を目指しているか聞かれることもあると思いますが、素直に答えれば良いと思います。「ベンチプレス100kg10回です。」とか「腹筋割りたいです。」とか、「ボディビル大会に出ます。」とか。

　怒っちゃう方が多くて、例えば、「酒飲んでる人に何目指してるか聞かないよね？」とか「楽しいからやってるのにそれ以上理由いる？」とかとか。。

　私は、こんな風に怒ってしまうのは図星なのではないかと思っています。実は、何の為に筋トレしているか分からなくなってしまっている。

　でも、どうやら体や精神に良いと分かっているからやっている。今週ジム行ってないから行かなければいけない、タンパク質全然摂ってないからとらなければいけない。。。

と。いつの間にか筋トレが義務のようになっている方がいらっしゃると思います。

　私は筋トレはあくまでも趣味だと思っています。

　楽しいからやるのであって、自分が満足すればいいはずです。つまり、他人から何と言われようと自分が楽しいと思っていればそれでいいのです。他人は関係ありません。

　何故楽しいかに明確な理由もいらないと思います。楽しいからやるだけです。

他人から認めて貰いたくても依存するのは危険

　他人からどう言われようと、自分が満足すればよいといっても意外と難しいものです。

　仮に自分以外の世界中の人類が「筋トレする奴は頭がおかしい」と言っていたら心が折れそうです。笑

　でも、他人に認めてもらうことがゴールだと一生その他人に依存してしまうので、幸せになれません。

　他人の気持ちなんて簡単に変わってしまい、自分でコントロールできないので、他人に認めてもらうことをゴールにすると不幸になります。というかストレス溜まりますね。。

　自分でコントロールできないことは運に任せるしかありません。コントロールできないんだから。

　大会に出る話から横道に逸れましたが、要は大会に出るに当たって躊躇する時に一番よく思うことは「こんな僕が出て良いんですか？」ってことだと思います。

　こんなガリガリの僕がとか、脂肪が乗っていて全然絞れていないとか。

　でも、出たいと少しでも思ったらでちゃいましょう！

　そしていつか～になったら、ではなく今すぐです。

　それこそ、他人がどう思うかは関係ないです。

　出場するに当たって他人の推薦が必要とかであれば出れないですが、JBBFの大会に出るにはそんな出場資格はありません。　

　タトゥーを露出してはいけないとか、禁止薬物を使用していないというようなルールはありますが、出場するにあたって、上腕何cm以上とか、体脂肪率何％以下とかはないです。

日本語が読めて、出場料金5000千円程度払えれば出れます。

とはいえ自信が持てない方へ

　「そんなことは分かっている。」と、「大会には申し込めば出れるのは分かっているんだけど、恥ずかしい思いをしたくないんだ。」「絞れないかもしれない。ブヨブヨででたらどうしよう。。。」

　という悩みもあると思います。私は、この思いが強かったです。

　なかなか自信を持つことは難しいですし、何よりも絞れていない状態から自信を持つって難しいですよね。

　かつ、絞る為の減量は辛いし。。でも減量って簡単じゃないからこそ、仮に失敗してもしょうがないと思います。

やれることをやったならOK

　やればやれることを全てやったんだったらOKだと私は思っています。

　つまり、ジムに行って筋トレをする、日焼けする、肌が弱いならスプレータンニングやローションを活用する、ムダ毛処理をする、ポージング練習をする、有酸素運動する、食事制限する。これら中で、結果として出てくるもので減量だけめっちゃ難しいと思います。

　ムダ毛は剃れば剃れます。当たり前ですが。。でも減量は食事制限や有酸素運動を頑張ったからといって確実に結果をコントロールするのは難しいと思います。

　でもここが、競技なのであって、ここをうまくやれるかは順位で影響するのであって、出場していいかとは関係ないはずです。

　なので、自分なりにやれることをやったのであれば自信を持ってポージングを決めればいいと思います。

　私は、実際にこの思いでステージに立って、ポージングしました。

　7位という結果で準決勝敗退だった訳ですが、自信を持ってポージングするというのは凄く楽しい経験でした。また、予選通過してギリギリまで戦えたんだというのもかなり嬉しかったです。

　意志さえあればできる、自分が決めればできることは確実にやりましょう。

　一方で、自分でコントロールできない部分は仕方ないと割り切りましょう。

　自分でコントロールできる部分にフォーカスしましょう！

他人からどう思われても関係ない

　もし、ステージに立って多くの人から「あいつは全然絞れていない」と笑われるような結果となっても私はいいと思っています。

　実際に過去の大会を観に行って、そんな風に笑われている選手を観たことがあります。そういう選手は1大会に1人くらいはいるかなという気がします。

　笑われるくらいのレベルというのは、「この人本当に筋トレしてんのか？なんか間違ってない？？いやせめてムダ毛は剃ろうよ。」というくらい酷いレベルではあるのですが。。

　でも、私はそういう人も出ていいと思っています。

　別に順位がつかないだけであって、笑うことはないです。

　そんなこともあるから怖いし大会にでるのはやめとこう。となるのですが、それこそ、そんな人のことを馬鹿にする人たち(他人)に認めて貰わなくてもいいです。

　そもそも、全然絞れて無いように見えたとして、その人の背景とか分からないじゃないですか。

　実はもっと太っていて、めっちゃ頑張ってるかもしれないです。

　明らかに毎日暴飲暴食していて筋トレもしていない、つまり、さっきのやれることをやっていないことが分かっているなら批判されてもいいかもですが、そんなんステージ上で分からないです。

　難病と闘いながらステージに立っている選手だって実際にいらっしゃいます。

　自分なりに頑張った結果をステージで披露すればいいです。それは凄く楽しいです！写真も撮っておくと良い思い出になります。写真は見る度に何度もその思い出に浸れる重要な資産です。

ステージで他人に披露すると趣味ではなくなる　これが楽しい！

　他人に認められなくていいんだと書きました。

　勿論そうなのですが、ステージに立って比較審査されると競技になります。

　そうすると、審査員から評価されたり、他人から応援されます。ここが面白いところです。

　本質的には他人から認められなくて良いので、評価結果つまり順位や他人からの応援の有無はなくても自分が認めればいいのです。

　そして、筋トレは趣味です。とても辛い減量を乗り越えてステージに立つというのはとてもともて素晴らしいことで多くの人が成し遂げられないことをできたわけですから、凄いことだと思います。

　それでもあくまで筋トレは趣味です。特に偉いわけではありません。優勝してもです。

　なので、私は辛い減量中の中で筋トレをしている時も常に自分に言い聞かせていました。

　そして、「だから、減量でボーっとして無気力だけどジムに行くのは、2日酔いでも居酒屋に向かうのと変わらない。」と思ったのです。

　が、「本当か？？？」とロープーリーを引きながら思ったのです。

　なんか違うぞと。

　気づいたのは他人からの応援です。

他人から応援されるということ

　私は大会に出るまで、あまり連絡の取ってこなかった友人からSNSで応援のメッセージを貰ったり、大会とか筋トレに興味の無かった家族や彼女から応援の声を貰いました。

　趣味がお酒を飲むことだとして、お酒を飲むことは応援されません。

　もし、ソムリエの大会があってとか、飲食店を開業するなど何か目的の為にやっていると違ってくると思います。

　私の場合、筋トレが趣味からスポーツに変わったのです。

　ジムに週何回行くとか、ベンチプレス何キロ上げるとかは自分の中で完結した目標です。

　しかし、あるルールに従って行われる競技、つまりスポーツになると他者が介入してきます。こうなると趣味ではなくなります。

　ベンチプレスであれば、パワーリフティングというスポーツになります。スポーツになると、個人では完結しなくなり、他人と繋がっていきます。

　初めの話からすると、せっかく自分の中で完結して満足していればいいのに、他人が介入してきて他人に認められないといけないじゃないかと思われるかもしれません。

　しかし、スポーツになった時に、つまり他人と目標を共有した時には既に他人から認められていると言えるのではないかと思います。

　応援されるというのはそういうことです。自分の目標と他人の目標が重なっているのです。

　つまり、自分の意識としては他人に認められようとしてやるのではないけど、結果的に他人から認められるようになっていくということです。

最後に

　私は大会に出て色んな人に大会の話をしました。

　その中で、今まで単なる自分の中で完結していた筋トレが色んな人と目標を共有できて、より楽しくなりました。

　大会の日も、応援に来てもらった人達がいるので、ステージに立つ前に「応援に来てくれた人に自分の頑張った姿を見せれればそれでいいや！めっちゃ楽しみー！」と思っていましたし、実際すごく楽しかったです。

　そこで、初めに何の為に筋トレをやっているか？という質問について書きました。

　楽しいからという答えを具体化するのは難しいと思いますが、筋トレのどの部分が楽しいかは考えてみると良いと思います。

　私は、一つの理由として大会に出るのが楽しいと答えられます。

　色々書きましたが、大会に出ようか躊躇されている方の勇気づけとなれば幸いです。他人から否定的なことを言われることもあるかもしれませんが、そこは関係無いです！

　因みに私は、ジムのロッカーで自分の背中を鏡で見ている時に、全然知らない人から「ちっさ！！」と言われたことがあります。

　でも、そんな人に認めて貰わなくて大丈夫です。否定してくる人は大抵自分に自信が無いだけなので、気にせず自分のポージングを舞台で決めましょう！めっちゃ楽しいですよ！

減量は辛いけど。。(最後要らんこと書きました。)

最後までお読み頂き、ありがとうございました。