良い結果が得られるかは運です。体重が目標通り減るかも運です。たまたま、体調が悪かったり、たまたまお通じが悪かったり、たまたま付き合いで飲み会で参加したから等々。要は自分ではコントロールできないものに左右される可能性があります。
よし、じゃあダイエットはあきらめよう!
いや、ちょっとお待ちください!
行動目標を立ててみてはいかがでしょうか?
ダイエットにおいては、1ヶ月で3kg減らすというような目標ではなく、週に3回ジムに行くのような行動目標を立てるのがおススメです。
行動目標を立てることの何が良いのかについて、自分のフィジーク大会出場に向けての減量経験を踏まえて書きます。
行動目標を立てるメリット
行動目標を立てるメリットは次の3つです。
特に、モチベーションを維持できるところがポイントです。
何事も継続が大事。小さいことでもコツコツ積み重ねるのと、全く何もしないのとでは大きな差です。
以降では、各メリットについて詳しく書きます。
モチベーションを維持できる
1つ目のメリットはストレスを貯めにくく、モチベーションを維持しやすいことです。
例えば、ダイエットで数値目標を立てた場合、毎日体重計に乗って決めた目標に近づいているか確認すると思います。
そうすると、頑張って運動しても、頑張って食べるのを我慢しても、体重が減らない日があります。寧ろ増えるということも普通に起きます。
私はフィジーク大会に向けて減量をしていた時に、全く体重が減らない時期がありました。
そのような時に夕飯を食べずに有酸素運動を長時間やった翌朝に全く体重が減っていないということはありました。
このようなことがあると、精神的にかなり辛いです。辛くて諦めたくなります。
行動目標とは
行動目標とは文字通り行動に対する目標です。
例えばダイエットなら、有酸素運動を1週間でトータル120分はするとか、炭水化物は玄米から1日3食合計300g摂取するとかです。
この行動目標が達成出来ればOKとするのです。
そうすれば、達成できるかどうかは自分の意志次第です。
例えば、有酸素運動で外を歩くこと選んだ場合は天候にやる気が左右される可能性があります。
天候はコントロールできません。自分でコントロールできない要素が絡むと継続できない可能性が高まります。
行動すれば確実に成長できる
行動すればおのずと結果はついてきます。
結果は運の要素もあるので、逆に何もしなくても結果が出ることもあります。
ダイエットであれば、たまたま何かの病気になってやせ細ることで目標体重を達成してしまうかもしれません。何も行動しなかったにもかかわらずです。
このような場合、結果が出たというか目標を達成したとしても喜ばしいことではないと思います。
行動(努力)の伴わない結果に特に価値はありません。
逆に行動すれば失敗しても反省して得るものがあり成長できます。行動すれば、確実に行動する前よりも成長・改善しているので、とにかく続けることで結果はついてきます。
サッカー選手のメッシさんが「努力すれば報われる?報われるまで努力するんだろ?」とおっしゃったそうです。
報われないじゃないかと途中で諦めたら終わりです。
結果がついてくるまで行動!
努力するのみ!
結果を達成するために何が必要か考える
行動目標を立てると何をしないといけないかを考えられます。
ダイエットであれば、体重を3kg減らすという目標を立てたとします。
この時から色んな誘惑が現れます。行動目標が無い場合でも、漠然と食事を減らしてみたり、少し運動量を増やしてみたりはすると思います。
しかし、この改善のための行動が漠然としてしまいます。
本当は、何をどれくらいするのかという定量的な行動目標と、精神的にきつい場合にどうするかの精神的な行動目標を立てるべきです。でないと、漠然と「まあ、今日くらいはいいだろう!」とか「まあ何とかなるだろう」と妥協して目標をあきらめてしまいがちです。
きちんと行動目標を立てると、結果を出すためにどんなことをすればよいか、どうすれば続けられるか考えやすくなります。
例えば、私は減量中に1週間で9万歩は歩くというような目標を立てました。
この1週間単位の目標がポイントで、たまにサボる日があることを見越しています。
基本的には1日1万5000歩歩くことを目標としておいて、雨が降ったり体調が悪いとかやる気が無いことがあることを見越して期間に幅を持たせました。
このような場合、2日目までで3万歩あるいていれば3日目に定量的な判断の元「今日くらいはいいだろう」と妥協できます。そして、7日目までに目標を達成すればいいのです。
そして、体重を確認して結果を確認します。結果が良くない場合はこの行動した結果を元に次の行動目標を立てられます。例えばもう少し歩いた方がいいと考えて1週間で10万歩に変える。
これでも減らないなら他の原因を考えて食事制限の行動目標を立てる。
このようにも目標達成の為に何をすべきか考えやすくなります。
漠然と得たい結果に対する目標を立てても具体的にやることを決めておかないとあきらめてしまいますし、結果が思わしくないときにどうすればよいか分からなくなります。
最後に
ダイエットを例に行動目標を立てることについて実体験を交えて書きました。
行動目標を立てることは色々なことに活かせます。本質的に重要なところは自分がコントロールできることに注力するということです。
フィジーク大会の順位もコントロールできないです。めっちゃ凄い人が沢山エントリーすれば順位は落ちますし、めちゃくちゃ絞れて無い人達がでれば順位があがります。
なので、順位のことはあんまり考えていませんでした。自分史上最高の体になればいいと思っていました。これは、フィジーク大会に限らず全てにおいてこのように自分の成長・改善に集中した方が結果もついてきますし、ノーストレスです。
目標達成の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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