筋トレは最強のコミュニケーションツールである。ということを筋トレ歴10年の私フルボトムの経験を基に書きます。
最近、筋トレのモチベーションが低い…
という方に向けて参考になればと思います。
ある程度筋トレを続けられている中級者以上の方にも、「それあるある」、「いやそれはないな~」という感じで楽しんで頂ければと思います!
全くの素人でも質問しやすい趣味
「筋トレが趣味です」というと、ほとんどの人が興味を持てます。
私が筋トレを自己紹介の趣味として紹介してきた中で、非常によく感じることがあります。それは、「全く筋トレに興味が無い人でも質問できる」ということです。
理由は、皆同じ体を持っていて、多くの人が理想の体型になりたいという思いを持っているからです。
皆同じ体を持っているから
例えば、ある人が「バイクが好きで週末はよく長野県の方にツーリングに出かけます。」と言ったとします。
この時、この趣味に関して同じ趣味を持つ人以外で質問しやすい人はバイクを持っている人です。あとは長野県にゆかりのある人くらいでしょう。
つまり、自分が知っているものとか共通点が無いと中々話を深堀りできないですし、そもそもあまり興味を持てないと思います。興味が無いのに無理やり質問しようとすると、変なことになります。
昔、私はバイクに乗っていたことがあります。「HONDAのCBR250に乗っていました。」この一言でバイク好きの方には「ああ、あれね。」と通じます。しかし、ある人からこの私の言葉に対して「型番は?」と何度も聞かれたことがあります。バイクの型番って良く分かんなかったので、聞き返しても「ほら、型番じゃん!」みたい問答の繰り返しになりました。多分、この方は分からないなりに頑張って質問したんだと思います。
前置きが長くなりました。
筋トレの話ですが、筋トレを趣味としていない人にも筋肉があります。どれだけトレーニングがしんどそうかとかの想像もしやすく、話に入りやすいです。
「私のバイクは排気量が1200ccです」なんて話をしてもほとんどの人が理解できないし驚かないですが、「私はベンチプレス120kg挙がります」というとほとんどの人が理解できるし驚きます。
皆理想の体型になりたいから
理想の体になるために何かしているかどうかを問わず、基本的にヒトは理想の体型になりたいと思っているはずです。
理想の体型の定義があいまいなので否定できない文章になってしまいましたが、痩せたいとか、たとえ太っていても長生きしたいとかは誰もが思うことでしょう。
しかし、多くの人は行動を起こせずにいるか、チャレンジして失敗談を語ります。
そんな人達が多い中で、筋トレはその希望を叶えるためのハードな選択肢です。
在宅勤務が普及して一歩も外に出ない人が増えているような状況で、わざわざジムに行って重たいものを動かすのは正気の沙汰ではありません。
その上、多くの人が避ける食事制限・栄養管理を積極的に行います。
このような多くの人にとって辛いと思っている筋トレを趣味にしていると、「どうしてそんな辛いことを続けられるのか」や「痩せるにはどうすればいいか」という質問をよくされます。
これも上に書いた話と似ているのですが、質問しやすいのです。
自己紹介で印象に残る
最近、日本ではフィジーク大会やボディビル大会が多く開催されるようになったこともあり、趣味が筋トレという人も増えていると思います。
とはいえ、まだまだ全体の人口からするとマイナーだと私は感じています。少なくとも、私は日系の大手メーカー2社で働いてきましたが、「趣味が筋トレ」という人は居なかったです。
つい先日も、30名ほどの社員がそれぞれ自己紹介するという機会がありました。そこで、私は一連の自分の経歴等を述べた後に一言だけ「筋トレが好きで、週5でジムに行ってます。」と言いました。
すると、こんなことが起きました。私の次以降に自己紹介をする人が私に言及するのです。
「フルボトムさんほどは行けてないのですが、最近ジムに通い始めました。」
とか
「ダイエットを始めたいと思っているのですが、宜しければフルボトムさん教えてください。」
と言って私を出汁に場を和ませて頂けるのです!
普通にそれぞれがその名の通り自分の紹介をするだけで終わるのではあまり印象に残らないです。
一方で、今回の私のように他人が言及してくれると言及した本人は確実に私のことを覚えています。そして、周りの人も繰り返し名前を聞くことになるので、他の人にも印象が残ります。
体格が良ければなお良し
筋トレによって体格が良くなっていれば、それだけで目立ちます。それで声をかけられることも増えるでしょう。
初対面の人と会った瞬間から、「この人デカい!、何かスポーツしているのかな?」と大抵は興味を持ってもらえます。
私は自分のことを体格が良いと思ったことが無いのですが、昔からかなり言われます。。筋トレ始める前から言われます。トップボディビルダーの鈴木雅選手にも肩幅が広いと言われたことがあるくらいです。
そんな私は色んな場面で自分から何か言う前に初対面の相手から「何かスポーツされているんですか?」とよく尋ねられます。
この質問は特に病院で診断を受ける時に医師からされました。。
一番驚いたのは、吉野家の牛丼で会計をしようとした時に店員さんから尋ねられたことです。
私にとって先ほどのような質問は、筋トレを始める前は何もスポーツしていなかったので非常に困る質問だったのですが、筋トレを始めてから「筋トレ!」と自信満々に答えられるようになりました。
この時に「筋トレ!?筋トレはスポーツじゃないでしょ!」と言われることもあります。
こうなれば、さらに相手と話が盛り上がります。ここでは「筋トレはスポーツか」という内容に触れませんが、コミュニケーションツールとして役に立つのは間違いないです。
写真で示せる努力の痕跡があればなお良し
私はフィジーク大会に出場してからは、パワポを使う自己紹介の場面で大会に出た時の自分の写真を使っています。
理由はそんなことをする人が他にいないからです。これだけで確実に印象に残ります。
ただし、筋トレを趣味にしたからといって、大会に出た自分の写真を載せるまではかなりハードルが高いです。
そこで、自分なりの努力の痕跡が分かる写真があれば印象に残ると思います。例えば、体重変化のグラフや見た目の変化だったり、割れた腹筋の写真などです。
私の例ですが、次のようなビフォーアフターは非常にインパクトがあります。
左が筋トレを始めた頃で、右側が大会1週間前くらいの写真です。
よく考えたら、努力の成果がわかるので、大会の写真をどん!と一枚のせるよりインパクトが大きいかもしれません。
笑わせる自信があればなお良し
これは、注意事項のような話ですが、筋トレは重たく真面目に語りすぎると怖がれる趣味だと思います。
筋トレ以外でも同じだとは思いますが、ガタイが良い場合は怖がれる可能性もあるので、中山きんに君を意識して振る舞いましょう。
僕は、昔会社の新人として自己紹介でステージの上で筋トレが如何に好きかを叫びながら笑いをとったことがあります。「私は筋トレをするために仕事をし、仕事をするために筋トレをします!」みたいな良く分からんことを全力で叫んで絞めた記憶があります。
会場は大爆笑で良かったのですが、笑いのセンスがないとイタイ感じになりやすいので、全然おススメしません。しかし、笑ってもらえるくらいの姿勢でいた方がいいと思います。
因みにこの後、偉い人達からしばらく「筋肉」と呼ばれてました。笑
外国人との意思疎通に役立つ
国内外問わず、外国人と意思疎通を取る際に役立つことが多くありました。
筋トレが趣味という外国の方は多い印象です。
私の経験では中国、ガーナ、オーストラリアの方と一緒に筋トレしたことがあります。
中国人とガーナ人の方は大学の研究室に居た方で、自分よりも年齢が高く学年も違ったのですが、筋トレが趣味ということで何度も一緒にジムに行ってかなり仲良くなりました。他の日本人学生よりも仲良くなったように思います。
筋トレが趣味だと言葉が通じなくても一緒にジムに行って筋トレして、フォームを教えあったり、サプリや食事について語ったりしてコミュニケーションが取れます。
筋トレはジムで重りを動かすだけじゃなくて、食事や睡眠といったライフスタイル全般に言及することになるので、しっかりとした英語力が身に着くと思います。
あと、オンライン英会話などで複数の外国人の方と話して感じたことですが、「筋トレを趣味として特別に扱っていない人」も結構いるのではないかと思います。
つまり、ジムに行くことが歯を磨くことレベルまでは行かないですが、人生の中での割とメジャーなオプションになっている印象があります。
また、プロテインを摂取することも日本ほど特別じゃない国があると思います。
例えば、アメリカ人の女性とオンライン英会話で話をしたときに「朝食は何を食べた?」と聞かれたので「プロテイン」と答えたら「私は今飲んでるよ!(シェーカーシャカシャカ)」みたいなこともありました。
このように筋トレ好きであれば外国人と仲良くなることも難しくないと思います。
腕が太いとか動かす重りが重いっていうのは文化とか言葉の違いはあっても理解できます。
まとめ
今回は筋トレが趣味だと初対面の人とコミュニケーションとりやすいよという話を書きました。
特に外国人のように文化・言語が異なる方々と意思疎通が取りやすいのがポイントです。
つまり、本当の意味で相手のことを知らない状態から興味を持ちやすい状態に持っていきやすいということを証明しています。
日本人相手ならなおさらです。特に、まだまだ筋トレ人口の少ない日本では目立つ存在です。
アナタもそんな目立つ存在になってみてはいかがでしょうか。人生は一度きりです。
自分がどんな体型でも、初心者であっても、
恥ずかしがらずに趣味が筋トレと言えるといいね!
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
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