結論、事前に準備しておけば大丈夫!
英語が苦手な人は紙に言いたいことを書いておきましょう!
アメリカへの入国審査が厳しくなっているらしい..
ハワイでも入国拒否にあった人がいるみたい..
英語が苦手だし怖い…
海外旅行に行ったことが無い方にとって、入国審査はとても不安ですよね。
ハワイのような観光で多くの日本人が訪れているようなところでも入国を拒否されて、せっかくハワイに到着したのに、即帰国しないといけないなんてかなり辛いですよね。。
個人的には、さすがに帰国しないといけない状況はまれだと思います。
しかし、
「アメリカの入国審査が厳しい」のは事実です。
入国を拒否されなくても、
なんかあの厳しさを味わうと落ち込んでしまうという方もいらっしゃるのでは?
私は実際にアメリカのシカゴで入国審査を受けた際に、
自分の順番が回ってきて審査官の前に立った瞬間
WHY!??
と唐突に大声で怒鳴られたことがあります。。
ワクワクした気分で初めての米国本土に行った時でしたが、心にグッとくるものがありました(笑)
私は、これまでアメリカは6回(本土2回、ハワイ4回)、その他の国へは3回ほど行った経験があります。
その経験も交えてアメリカ入国審査で聞かれることとその回答の仕方について紹介します!
※この記事で紹介している内容は古くなっている可能性があるので常に最新の情報を調べるようにして下さい。
アメリカ入国時に必要なこと
アメリカに入国する際に最低限必要なものは次の2つです。
- パスポート (有効期限90日以上が望ましい)
- ESTA(エスタ)
まず、前提知識として、日本国籍の私達が海外に入国する際にはビザが必要です。
ビザというのは渡航先の国や地域が渡航者である私達に発行してくれる入国許可証のようなものです。
もちろん、アメリカ入国の際もビザが必要になります。
そのビザを得るには通常は、大使館や領事館に行って手続きが必要になります。
え、めっちゃメンドクサイ…
ということで、アメリカは特別にこの入国許可証であるビザを免除してくれる仕組みがあります。
それが、ESTA(エスタ)です。
このESTAは、ネットから申請できて、最近は日本語にも対応していて、クレジットカードを使ってサクッと申請できてめちゃくちゃ便利でありがたい制度なのです。
しかも、ビザを取得するのに比べてかなり安く(21ドルくらい)済みますし、1回申請すれば2年間使いまわせます。
また、日本国籍を持っていて特に犯罪歴や特定の国への渡航歴などなければ基本的に使える制度ですが、世界中だれもが平等に使える制度ではないことも忘れずに。
ESTAには、名前や住所、職業や勤務先の情報などを記載します。
入国審査の流れ
入国審査でやることは次の3つです。
入国審査では、入国審査官と会話するだけでなく、機械の上に指を置いてスキャンする指紋認証と加カメラの方を向いて顔写真を撮る写真撮影があります。
入国審査官から指示されるので、指示に従って行いましょう。
機械の上に、イラストがかかれていますし、間違っても大体ジェスチャーでなんとかなるので、指紋認証はそこまで注意しなくても大丈夫かと思います。
写真撮影は、帽子やメガネは外すように指示されるので、事前にそういったものは外しておくと無難です。
カラーコンタクトレンズをしている方も外しておく方が良いです。
質問されること
空港に着いたら、入国審査の列に並びます。
自分の順番が来たら、入国審査官から手招きされながら、”Next!”と言われたりするので、入国審査官の前まで向かいます。
ここで、必ず聞かれる主な内容は次です。
入国目的
100%と言っていいくらい最初に聞かれる内容です。
初回の質問が聞き取れなくても「旅行」か「仕事」か答えてしまっても問題ないと思うくらいです。
観光目的なら
”Sightseeing.” (サイ セィーイング)
とか”Travel.”(トラベル) , “I’m a tourist.”(アイム ア ツーリスト)とかで大丈夫です。
お仕事なら
”Business”(ビジネス)でよいでしょう。
あまり聞かれない限りは自分から変なことを具体的に言わなくていいと思います。聞かれたら答えれるように準備はしておきましょう。
仕事で行く場合は、仕事で行くことが分かるような文書を紙で持っていると安心です。
例えば、学会にいくなら学会に参加することが分かる参加証や招待状。
取引先に行くなら、その取引先の情報が書かれた紙や、招待を受けた旨が分かるメールを印刷しておく。
この辺りの準備は基本無くても大丈夫なはずですが、何かの会話の齟齬が生じたりした時の最悪の場合に助けになるのでやっていて損はないです。
と書いている私は観光で行くときは何の準備もなく入国審査に行きますが、仕事で行くときは入念に書類など印刷していきました。
滞在先・滞在期間
滞在先・滞在期間も聞かれるので事前に英語で言えるようにしておきましょう。
こちらも最悪の場合に備えて、滞在先のホテルの予約した結果を印刷しておいたり、
帰国の飛行機の情報、e-ticketなどを印刷しておくと良いです。
職業
これも毎回訊かれる内容です。
学生なら”student”、主婦なら”housewife(ハウスワイフ)”と答えます。
その他特定の職種についていれば、その職種を答えましょう。
自営業なら”self-employed(セルフエンプロイト)”、エンジニアなら”engineer”。
”software engineer”と答えて、問題なく終わりました。
エンジニアという言葉は少し幅広いので、予め具体的にどんなエンジニアか答えられるようにしておくといいでしょう。
エンジニアということは何かしら作っているだろうから
何を作っているか
答えられるようにしておくとイイね!
働いていないことは何も悪くないと思うのですが、無職を意味するような発言をすると怪しさが生まれると思うので、キチンと答えられるようにしておくといいです。
例えば、「エンジニアとして働いていたけど退職したんだ」みたいな形で、定年退職していても納得感のあるように説明できればいいと思います。
アメリカ入国時に実際に聞かれた質問
さて、ここまではおおよそ一般的な内容を書いてきました。
ここからは体験談メインで書いていきます。
最近増えてるらしい質問
私はまだ訊かれたことがないのですが、次の質問が良く聞かれているようです。
正直に答えればいいですが、突然訊かれて実際のところ正確には答えられないと思うので$100~200くらいの回答をしておけば良さそうです。
私は一度も聞かれたことがないですが、最近アメリカに行った人の多くの人からこの質問を訊かれたと聞きました。
正しく言い直せば問題ない質問ですね。
因みに、$10,000以上持って入国する場合は別途手続きが必要なので、適当に答えるとしても大きな額を言ってしまうと危険なので注意です。
お前らの関係は?同じ会社で働いているのか?
私は現在、結婚していますが、結婚前に彼女とハワイに行きました。
この時に、”2人の関係は?”と訊かれました。
友達同士で行く方も多いと思いますが、このようなときは”Friends”と答えればOK.
実際に”Friends”と答えてOKでしたが、その後関係性を問う質問として職業を訊かれた後に、
”Same company?”(同じ会社?)と訊かれました。
異なる会社なので”No, different company.”と答えて、特に問題ありませんでした。
新婚旅行での珍質問
結婚前にハワイに行った彼女と晴れて結婚式兼新婚旅行で半年後にハワイに行った時、の質問のやり取りを紹介します。
まず、シチュエーションですが、この時私は自分の両親と妻の4人で入国審査に挑みました。
妻の家族はそれぞれ別な飛行機で現地に向かっていました。
少し特殊なシチュエーションですよね。(笑)
ただ、ハワイなのでよくあることな気もします。
最初の質問はやっぱり目的
最初の質問はやっぱり、入国の目的でした。
今回は、私の両親が英語ができないので、時間もかかると思ったのと、挙式目的だからまとめた方がスムーズかなと思って、私の両親と妻含む4人で挑んでいました。
そんな入国審査官のやさしさを感じたあとの入国審査。
最初の質問に対してはもちろん、”For wedding.”(結婚式のため)と答えました。
すると、すかさず”For who?”(誰の?)と訊かれました。
なので、妻が”Me and him.”と答えたところ、入国審査官からにやけながら”Congrats”(おめでとう)祝福されました。
お前の家族はどこだ?
さて、和やかな雰囲気になるわけでもなく質問は進みます。
因みに、4人もいるので質問されながら順番に指紋のスキャンと顔写真撮影は進みます。
何日間滞在するか、滞在先のホテルはどこか訊かれました。
この時、「私と妻は約1週間で、両親は4日くらいだ」と正直に答えて、滞在先のホテルも同じだったのでホテル名を伝えて、こちらは難なく終わりました。
次に、入国審査官はパスポートを見ながら、各人の関係性を訊いてきました。
「お前は、お前の父親か?」というような感じで指さしながら訊かれました。
「こちらが私の父親で、こちらが私の母親」と答えました。
続いて、入国審査官は妻を指さして訊きます。
ごもっともな質問ですね。
妻は正しく答えます。
「父は1週間くらい前に先に着いていて、母と妹は次の飛行機で今日到着するわ。」
入国審査官は無言で頷きます。
この時、若干怪しさは出るかと不安になりましたが、特に問題ありませんでした。
入国審査官の厳しい雰囲気が、確かに最近アメリカの入国審査は厳しさが増しているのかなという実感を与えました。
因みに、昔から厳しいとは思います。
英語は話せるか?
次に、入国審査官は父親と母親を指さしながら
”Do you speak English?”(英語は話せるか?)
と訊いてきました。
父親は苦笑いしながら”No.”と答えました。
私は”Yes.”と言いながら一歩前に出ました。すると入国審査官は厳しい顔でこう尋ねてきました、
“How did yxxx xxxx?”
ん?How didなんとかって聞こえるけど微妙に聴き取れない。。
普段、インドなまりの英語を巧みに聴き取って英語でバリバリ仕事している妻も聞き取れない。
そんな中、入国審査官が繰り返し尋ねた時に、私だけ聴き取れてしまいました。
”How did you meet?”
あ~、なれそめか。と思うと同時にそんなことまで聴いてくるのかと思いました。
少し躊躇いましたが、同時にウケる言い方で答えたいと一瞬頭をグルグルと回転させて
“Apps!”と答えました。
見事、入国審査官にささり、これまで非常に厳しい姿勢でいた審査官は大きく口角を上げて声を上げて笑ってくれました。
”Congraturations!”と手を叩きながら入国審査官は審査を終えてくれました。
私は笑いながら”Thank you!”と言いましたが、妻含め両親も全く意味が分かっておらず、ポカンとしていました。(笑)
特に英語は話せるか?聞いてきたところが、これから本格的な質問を始めるから話ができる奴が話せと言っている感じで緊張したんですよね。(笑)
別室行になった経験談
私は、アメリカではないのですが、入国審査時に別室に行ったことがあります。
それは、オーストラリア入国時です。
オーストラリアは動植物の持ち込みに対して非常に厳しい国です。
そういえばよくテレビのバラエティー番組でやっている
入国審査の映像はオーストラリアの空港が多いね。
オーストラリアは自国の生態系を守るために、外来種の動植物の流入に厳しく目を見張っています。
過去30日以内に土の上を歩いたかとか、入国審査時の紙にはそんなことまで書いた記憶があります。
私は、日本の大学のプログラムを利用した留学目的で入国しました。
日本の大学でも入国に当たって持ち込む手荷物には気を付けて、入国審査カードの記載にも気を付けるように注意を受けていました。
この時、入国審査カードを書く上で注意されていたことが、次です。
持ち込むものが問題ないかどうかが厳密には判断が難しいケースがあるので、要はこのアドバイスは
”嘘をついている”
ということになると入国できないかもしれない。
ということでした。
オーストラリアの入国カードには次の質問があります。
「下記の物品をオーストラリアに持ち込もうとしていますか?」
各物品に「はい」または「いいえ」に×印をつけます。
この入国カードにも「確信が持てない場合は「はい」に×をつけるように」書いています。
例えば、次のような項目は簡単に自信を持って回答できます。
「豪ドルまたは外貨で合計AUD$10,000ドル相当以上」→「いいえ」
でも、結構難しいのが次の項目、
「禁止または規制されている物。医薬品、ステロイド、鉄砲、武器、不法な薬物」
「すべての食物-乾燥、生鮮、保存加工、調理済実調理などを含む (カップラーメンやお菓子などを含めた、なんらかの”食品”を持ち込むのであれば、必ず”はい”を選んでください。)」
医薬品が規制されていないかどうかは多分大丈夫だけど、市販薬は疑われるかもしれない。
私は慢性鼻炎だったので、鼻炎薬のコンタックを持ち込もうとしていました。
入念に英語版の説明書も印刷して、「私は鼻炎である。」というのを英語で言えるように事前に調べていました。
その上で、医薬品の項目の「はい」に×印をつけて、入国審査に挑みました。
案の定、その項目について訊かれ
“Do you deny this?”(これを否定するか?)
と訊かれました。正しく聴き取れていなかったのかもしれないのですが、
そうとしか聞こえず、YesともNoとも言うのが怖かった私は
”I have a rhinitis nose.” (私は鼻炎だ)
と主張しました。
しかし、再度”Do you deny?”と訊かれました。
安易にYesとかNoというべきでないと思い、とりあえず、
”I have a rhinitis nose. It’s a medicine for it.”
と繰り返しつつ、問題ない薬だということで絶対に”drug”だなんて言わないように説明しました。
が、「よし、こっちに来い」ということで別室へ。。
といっても詰問所のようなところではなくて、単に荷物を検査する透明な部屋でスーツケースをスキャンされて終わりました。
が、あの時スキャンされている時はドキドキしましたね。
何も悪いことはしていないわけですが、怖いものです。
荷物検査は機械だけでなく10人くらいで、部屋に入って犬による捜査も行われました。
ちょうど私の後ろの犬が吠えて、ビックリしました。
後ろの方は大量の唐辛子のようなものを持ち込んでいました。ワンちゃん凄いですね。。
まとめ
今回はアメリカ入国審査時に聞かれることを実体験を交えて紹介しました。
事前に準備しておけば問題ないはずです。
特に、心配な場合は印刷して紙で説明できるようにするというのは重要です。
特殊な薬を持ち込む必要がある場合は、英語の説明書を印刷してもっておくとかそういう準備が何かあったときに重要です。
旅行で行く場合は少し萎えるかもしれないポイントですが、無事に入国して滞在を楽しめるように準備していきましょう!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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